時代の証言者 中村吉右衛門 21



読売新聞朝刊に連載された「時代の証言者」

歌舞伎俳優 中村吉右衛門の第「21」回(6月7日付)は、『苦労かけた女房とパリ旅行』





舞台に関して女房から指摘されると、あっそうかと思う。』若い頃は余裕がないから自分で分からない。話してくれと、頼んだ。



俳優・中村吉右衛門にとって、妻は社長でありマネージャーであり雑用係であり、主婦業もこなす。松竹との交渉や、経理もみる。これは、『女房が実母なり事務の人なりに習うしかない。私に相談できないから大変だったと思う。

出る物も多く、スターのような生活には遠い。家計でも苦労をかけた。



 『それに私自身、世話のかけっぱなし。家の中に何がどこにあるか知らないのです。例えば、病院に行こうとしても保険証がどこにあるかも知りません。



子どもは、女の子が4人。

娘を役者と結婚させたらという人もいますが、それも本人次第ですね。本人が望まなければ、行かせたくない。

もし男の子がいたら、私の性格だと、男の子を萎縮させてしまったかもしれません。娘に子供のころ怖かったといわれる、自分ではそんなに厳しいとは思っていないのにもかかわらずです。



子どもの頃は、実父やおじさん(先輩)方が怖かった。『歌右衛門のおじさんも厳しかった。でも、この子は厳しくしても大丈夫だと思うからするんです。

子役時代は、実母からも厳しく教えられた。

芸事は厳しく、と思うが、いま子役を教える立場では、褒めて教える。いまの子は、怒ったら上手く行かない。



 ≪妻の知佐は「猫の手も借りたいほど忙しいときもありますが、おけいこや初舞台などしなければならない男の子がいないので、ほかの奥様より楽と思います」と話す≫



新婚旅行は、羽田からハワイへ行った。

私は海が好きですが、女房は海が好きではない。そこで、この3月にはパリに出かけました。』ルーブルやオルセーと、美術館巡りを楽しんだ。







・・・最近になって、小宮豊隆が初代吉右衛門を論じた「中村吉右衛門論」をはじめて読んだ(日本ペンクラブ:電子文藝館にて)のだが、存外に短い作だったのだね。(私はまた、てっきり、本一冊まるごと初代を論じているような大作なのかと思い込んでいた)



それにしても、旧い著作を横書きで読むと、なっかなか文章が頭に入って来ない。



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