時代の証言者 中村吉右衛門 19



読売新聞朝刊に連載された「時代の証言者」

歌舞伎俳優 中村吉右衛門の第「19」回(6月5日付)は、『一度断った鬼平 45歳で決断』



吉右衛門さんによる歌舞伎の普及活動のつづきから。



伝統歌舞伎保存会での子どもたちへの普及活動は、会場が東京になり、全国的にとはなかなか行かない。



巡業のように全国でやりたいと考え、松竹と相談、文化庁にも助成を頼んだ。

 『おかげさまで、話は進み、今年は中国地方の小学校を回ります。



 ≪中村吉右衛門を中心とする「本物の舞台芸術体験事業・学校公演」(文化庁主催・松竹製作)が、今年11月に広島、岡山など5県の14小学校で開かれる。「歌舞伎の世界で遊ぼう」「実際に舞台を見てみよう」(仮題)の2部構成を予定している≫



歌舞伎の馬に乗ったり、蝶々や鳥を動かす差し金を遣って遊んでもらう。立ち回りを体験し、役者の踊りを見て、長唄を聴いてもらう。

 『さらに今回は、歌舞伎で使う浪幕とか、差し金の先に付ける蝶々などを、事前に図工の時間に子供たちに作っておいてもらい、それを使って遊びます。

参加した子が10年経ち、若者になったときに、歌舞伎に興味を持ってくれることを期待して、『何年かかるか分かりませんが、ライフワークとして、年に1か月は各地を回りたい。ボランティア精神で取り組みます。まあ女房には、ばかだといわれていますが。





吉右衛門は、1989年7月から「鬼平犯科帳」(フジテレビ系)に主演、火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を演じる。

池波正太郎が、実父の松本幸四郎にあてて書いたといわれる「鬼平」は、八代目幸四郎のあと、丹波哲郎、萬屋錦之介が演じ、中村吉右衛門が4代目。



 『「鬼平犯科帳」は、幸四郎の親父が亡くなったあと、池波先生はどうしても吉右衛門で、とおっしゃったそうです。

出演依頼を引き受けたのは、45歳になったとき。40歳ぐらいのときに松竹から話があったが、実父のイメージが強いこともあり、自信がなく断っていた。



 『シリーズが始まる前に(池波)先生のお宅にごあいさつに伺うと、「君の好きなようにやれ」といってくださったので、安心しました。

絵の話をしてくれた。『私もそうなんですが、先生はシャイな方でした。







・・・1989年というと平成元年だから、吉右衛門さんは、まさに「平成の鬼平」なのだね。

平蔵が木村忠吾をお供にして京都へ父親の墓参りに行って、そこで長谷川真弓ちゃんを助ける、「兇剣スペシャル」という回が、私は好き!



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